こんにちは、トラックドライバーのハルです。
私たちトラック運転手は会社を出発してしまえば一人でいる時間が多く使う道具(トラック)や扱うもの(荷物)が高額です。
なので必然的に信用第一になります。
下の記事にも自らのバカげた行動で自分自身の信用を落としてしまった人の事を書きましたが、今日は別のケースを話そうと思います。
↓信用を無くしクビになったドライバー(過去記事)↓

動揺する気持ちは分かるが通用しない
最初に書いたように私たちが運転するトラックはもちろん、扱う荷物が高額になる事は珍しくありません。
トラックドライバーはそのような高額な物を会社側の目の届かない場所で担当することになるのですから、当然信用が大事です。
しかし残念ながらその信用を裏切ってしまう人がいます。
それは、見えないところや誤魔化しがききそうな小さな事故や商品の破損を隠してしまうという人がいるという事です。
こういうのってやってしまってすぐに対応すべきです。
理由は、対応が遅れれば遅れるほど被害が大きくなってしまうからです。
自動車部品の配送をしていたドライバーのケース
私は過去に自動車部品の配送をしていた事があります。
そこで、破損を隠し後で大事になってしまったドライバーがいました。
その人は部品を地面に落としてしまったのです、しかし注意して見なくては分からない程度の傷だったのでそのまま箱に戻して納品してしまいました。
その部品がそのまま工場のラインに入ってしまった後に不具合が発覚してしまい製造ラインが数時間止まってしまいました。
自動車の製造ラインが止まるというのは非常に大きな損害になるそうでトラックドライバー個人で対応しきれるものではありません。
超大手自動車メーカーは当然原因を究明しようとします。
そして突き止められ、ドライバーもその事を認めました。
運送会社は大手自動車メーカーからこっぴどく言われました。
ドライバーは会社から散々怒られましたし、その後当たり前のように仕事が回ってこなくなり収入が激減、結局辞めるはめになりました。
小さな事故隠し
警察が来るような大きな事故は隠しようがありませんが、例えば「納品先の軒にトラックの箱を軽く当ててしまった」やトラックを少し凹ませてしまった等は言わなければ誤魔化せる事があるケースです。
しかしそれにはリスクが伴いますし人としてどうかと思います。
当然後から発覚してしまうケースもあり、その場合は信用はがた落ちです。
最悪その後稼げない仕事ばかりをさせられて自主退社という事になりかねません。
本来取らなければならない行動
信用の低下を最低限に抑える行動は当然、「即報告し対応をする」です。
人間ですから、たまにミスをすることは会社側も分かっています。
失敗をすると信用低下するケースが多いですが、長い期間事故や破損がないドライバーがミスをし即対応したケースなどでは「○○さんは普段全然ミスがなかったのに珍しいね、今回は対応も早かったので助かったよ」と言わている人を見た事があります。
そのドライバーについては当時の上司や取引先の人が笑って許してくれて「気を落とさずに今後もよろしく」と言われていて信用低下はほとんどなさそうでした。
その人はそれまで積み上げてきた信用が大きかったのでしょうし対応が良かったからでしょう。
信用の積み上げが少なかろうが本来ミスをしたドライバーはこのような対応をすべきです。
トラック運転手はやっぱり誠実さが大事
人間誰しもミスをします。
それを隠す事は信用を裏切る事です。そして被害を大きくしてしまいます。
ミスをした時は誠実に報告し反省して成長し次回からより良い仕事をしましょう。
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