こんにちは。トラック運転手のハルです。
最近女性トラック運転手を見る機会が少しだけ増えた気がします。
国土交通省が「トラガール促進プロジェクト」推進中との事で、その成果が少し出ているのかな?
私個人の意見としては、やっぱりいいですね。
女性がいると現場が華やかになります(笑)
女性運転手について、実際私が体験した取引先での出来事を書いてみます。
私が仕事で一緒になった女性トラック運転手
以前女性トラック運転手と一緒になったのは私のいつもの取引先である「某大手飲食チェーン店」の工場からの出荷するという現場でのことです。
その取引先では順番にトラックをつけ工場のスタッフがトラックの後ろまで持ってきた「専用の使いまわせる箱」(オリコン)に入った食材をトラックに積み込むという現場でした。
当然順番という事は次の積み込みをする他のトラックドライバーがいるわけです。
時間がかかってしまえば後の運転手は「イライラ」状態です。
そのような現場ですので普段は混沌としています。
私はその現場で「大型トラック」に重ければ30キロあるような荷物をトラックの荷台一杯に積んでいました。正直ハードです。
食材ですのでトラックの荷台や工場の中は温度管理されており大体5度位なのですが、汗だくです。
そのようなハードな現場は必然とトラック運転手や工場の従業員も「ピリピリ」した雰囲気になります。
しかしある時、大型トラックではなく4トントラックですが「女性ドライバー」が紅一点でその工場へ入るようになりました。
するとビックリ!!他の「男性ドライバー」が優しいこと・優しいこと、ここまで皆の「女性トラック運転手」への扱いや待遇が別格になるとは(笑)
その「女性運転手」の前任者は50代くらいの男性運転手でした。
その時は皆「遅いんだよ!まじ何してんだよ」「会社から他の仕事回して貰えよ」など、怒鳴られてたりしていました。
実際、作業は少し遅かったのですが50代でやり始めるにはハードな仕事ではあるし私は同情していました。
で、久しぶりにその現場に行った時に先ほどの「女性ドライバー」が前任者より遅れて工場に到着していました。
そんな時でも周りは「いいよ、いいよ」という対応。全然違いますw
その現場には何社か運送会社が出入りしているのですが、その「女性ドライバー」が所属する運送会社の他のドライバーがとても良く手伝っていました。
前任者の時には一度も見たことのない光景で思わず笑ってしまいました。
しかし、4トントラックとはいえ20キロ・30キロあるようなものを持ち上げ積み上げしてトラックの荷台に積むのは、女性にはかなりハードだと思います。
差別じゃないですよフェミニスト的な意見です。
どうしても男性と女性では体の作りが違いますから。
中には「そんなの関係ない!私は男と同じ仕事をこなすんだ!」っていう人がいれば素晴らしい考えだと思いますし、当然応援します^^
給料を男性と比べると
取引先で一緒になった女性トラックドライバーと仲良くなったので給料について聞きましたが、やはり男性に比べると年収で50万円くらい悪いそうです。
しかしその人は「男性と同じように力仕事は出来ないから仕方ないね」と言っていました。
女性でも男性と同じ仕事が出来れば給料も変わらないのでしょうが体格の違いがあるのでやはり同じだけ貰うのは中々難しいかもしれません。
女性トラック運転手が充分活躍出来る環境は・・・
女性トラック運転手が十分活躍するためには「女性でも働きやすい環境」を作る事、具体的には荷物を運ぶ際の体への負担軽減や「トイレ事情」の充実などが大切なんだと思います。
正直な所、私が感じる限りでは今ある運送会社のほとんどは、そのような事は配慮されていないのが現状だと思います。
しかし私としては「女性トラック運転手」が増えてくれるのは嬉しい事なので応援したい所です。
女性トラック運転手へオススメの求人
トラック運転手といっても運ぶものはさまざまですので「女性トラック運転手」でも負担が軽く無理なくできそうな仕事をあげてみたいと思います。
コンビニ配送
キャリアカー(車の配送)
タンクローリー(液体やガスの配送)
等は特にいいのじゃないかと思います。
理由としては、働いている人が割と穏やかだったり、コンビニ配送は比較的重いものを運ばなくて良いしコンビニスタッフさんとコミュニケーションがとれていれば「トイレ」も貸してくれる。
キャリアカーやタンクローリーは手で積んだり降ろしたりしなくて良いので体の負担が少なくて良いと思います。
周りがちょっと「やんちゃ」な感じでも良いのなら意外と重いものを持つことが少ない「ダンプカー」もオススメです。
タンクローリーの仕事を少し考えてみようかなとい事であれば、「危険物乙4」や「移動監視者」「高圧ガス製造保安責任者」などを取得しておくといいでしょう。
実際にトラック運転手として働こうという意思が固まっているのであれば、「大型自動車」「フォークリフト」あたりを取るといいでしょう。
すべてではないですが実は、4トンのトラック運転手より大型トラック運転手の方が手で積んだり降ろしたりする事が少ないのです。
上記のような資格や免許を持っていれば、仕事の幅が広がるので、運送会社で働こうと考えている将来の「女性ドライバー」さんは、出来れば是非挑戦してみてください。
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