こんにちは、トラックドライバーのハルです。
企業は労働基準法に定められた法律によって従業員の働き方を決めないといけません。
トラック運転手も当然法律により働き方が定められています。
そんなの無視だみたいな運送会社もありますが、きちんとルールを守っている運送会社もあります。
しかしその法律を守っていても、とても危険な働き方を求められる場合もあります。
それを今回紹介しようと思います。
トラック運転手の労働に関する法律
- 一か月の拘束時間は293時間まで、例外的に320時間まで延長可能
- 一日の拘束時間は13時間まで、例外的に週に2回までは16時間まで延長が可能
- 休息時間は連続8時間以上(仕事終わりから仕事の始まりまで)
詳しく書けばもっと細かいですが、大まかにこのような感じです。
法律を守っていても・・・
上記のような法律を守っていても
- 月曜 1時~14時
- 火曜 1時~14時
- 水曜 10時~23時
- 木曜 10時~23時
- 金曜 22時~11時
- 土曜 昼まで仕事でその日が休み
- 日曜 休み
- 月曜 1時~14時
このような感じで仕事がループすると、生活リズムが崩れ頭がボーっとしてきたり常に眠気を感じるようになります。
よく海外旅行に行った方などが「時差ボケ」で辛い。と言ったりしますよね。
それがずっと続くような感じです。「年中時差ボケ」
生活リズムの乱れ、症状や個人差
生活リズムが取れないような働き方に対しての影響は本当に個人差があると感じます。
人によっては「全然平気」という人もいますし、「かなり辛い」という人もいます。
時差ぼけの症状
時差ぼけの症状ですが,通常最も多いのが不眠や日中の眠気といった睡眠に関わる症状です.そのほかにも頭痛や頭重感,めまいや眼の疲れ,疲労感にイライラ感,食欲不振に吐き気といった胃腸障害などがあります.そしてこれらの症状は個人差が大きく
年中時差ボケだと・・・
上記の症状を見てもらえると分かると思いますが、その症状はトラック運転手には非常に深刻です。
運転しながら強い眠気に襲われたら事故につながります。
私の経験ですが仕事中強い眠気に襲われるのに、いざ睡眠をとると短いスパンで何度も目が覚めるようになりしました。
そうするとさらに運転中の眠気が強くなります。
かなり危険です・・・
もし事故をしたら・・・
もし時差ぼけの症状がありながらでも、他の人が平気で仕事をしているから自分も頑張らなければと思い頑張って仕事をした結果、居眠り運転による事故を起こしたとします。
そのような時どうなると思いますか?
今回紹介した働き方は運行管理が守られていない運送会社と違いきちんと法律は守っています。
そのような場合、会社はしっかり運行管理をしていて問題はない!=「トラック運転手」自身の責任の割合が高くなってしまうのです。
自分としては一生懸命頑張っていたのにですよ・・・
働き方の法律を作る時このような状況は想定外なんでしょうね・・・
私はリズムが取れる違法な長時間労働より、この不規則な働き方の方が辛く感じましたし「危険な思い」も多くしました。
法律にこのような現場の声も反映してほしいですね・・・
さいごに
トラック運転手の働き方で問題なのは長時間労働だけではありません。
このような不規則な働き方による生活リズムの乱れも大きな問題の一つです。
もし今後転職を考えている人がいましたら、自身の体質を考え働き先を検討する事をおススメします。
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