こんにちはハルです。
仕事や乗用車の運転・・・最初は「怖い」「失敗したら」という感情があり慎重に作業や業務に取り組みます。
しかし慣れてくるとその意識は希薄になります。
そして悲しい事故に繋がります・・・
最近でもそのような悲しい事故が発生していますので、そのニュースを取り上げつつ現場目線での感想を書いていこうと思います。
フォークリフトで若者が亡くなった・・・
男性従業員(20)がフォークリフトを後退した際、背後にあった保管棚に衝突、後退し続け、男性はハンドルと保管棚の間に胸部を挟まれ窒息死したという。フォークリフトを使用して作業する際は、あらかじめ作業する場所の広さや車両が通るルートなどを記した作業計画を書面で作成しないといけないが、同社は口頭で確認していた可能性があるという。
フォークリフトで人が亡くなるという事故は物流業界にいればどうしても気になります。
しかし20歳・・・若い・・とても悲しいです。
ご冥福をお祈りいたします。
この事故について上記の記事では「作業計画書を作成していなかった」という点を問題視しています。
問題視すべきはそこなのか私は疑問です。
私が思う本当の事故原因
現場において、毎回「計画書」作成している所はむしろ少ないと感じます。
第一毎回毎回作業内容が変わるのにその都度、書類を作っていたのでは現場での負担が大きいですし、実際そのようなルールがあろうが機能していないのが現実です。
そして計画書があったとしても今回の事故は起きた可能性が大きいと思います。
私が思うこの死亡事故の原因は「運転者の技能の未熟さ」です。
もちろん亡くなった若者を悪く言うつもりは微塵もありません。
むしろ現場にきちんとした教育環境がなかった為に起きた事故の犠牲者だと思っています。
「作業計画を書面で~」というより先に
今回の事故の原因として書類が作成されていなかった点が指摘されていますが、私はそれより先に「運転者の技能の未熟さ」を問題視した方がいいと思っています。
その対応策として「きちんとした教育期間」を設け慣れないうちは「初心者に作業のペース面で急かさないようにして焦って仕事をさせない環境作り」の方が大事だと考えます。
実際の現場では人手不足の理由などもあり、操作の仕方などをある程度教え多少乗れるようになれば「一人立ち」です。
それでいて会社や現場次第では「ベテランと出来るだけ同じペースで仕事」をする事を求められます。
しかし初心者のうちは出来なくて当たり前なんですよ。それなのに上司やベテランはプレッシャーを与え早く作業をする事を求めたりします。
「最初のうちは遅くて当たり前、安全第一で慣れていこう」という周りの理解や協力などの環境作りが初心者の事故を防止する為には絶対に必要だと私は思っています。
書類うんぬんより今回の事故はそこが足りなかったのではないかと思います。
フォークリフト教育として大事な事
フォークリフトって最初は苦戦しますが、慣れれば気軽に乗れるようになります。
だからこそ、そこに潜む危険性を軽視しがちです。
なのでフォークリフトの教育として大事な事はこの「危険性」を十二分に理解してもらう事でしょう。
そして最初のうちにベテランになろうともその「危険性」を忘れず初心を忘れずにいる事をしっかり理解させる事だと思います。(実際ベテランになると中々人の言葉を素直に受け取れなくなる人がいるので最初が肝心)
教育する側であるベテランに「危険性」の意識が欠けていると初心者に対して無駄なプレッシャーをかけてしまいます。(初心者が作業中に無駄に怒鳴ったり)
なので新人教育をする人はより一層その必要性を感じた方が良いでしょう。
さいごに
運送会社で働く人は、トラックにしろフォークリフトにしろ便利な反面大きな被害を起こす凶器になるうる事を本当に理解して考え仕事をするべきです。
当たり前の事です・・・
しかし毎日トラックに乗るフォークリフトに乗るそんな生活をしているうちに多くの人はその意識が希薄になっていきます。
人間ってそんな風に出来ています、なので自分の中で気を引き締めなおすタイミングを作るなど自分の中で定期的に意識を見直すルール作りをした方がいいでしょう。
初心者のうちは「焦り急いで仕事をしない事」です。周りからプレッシャーをかけられ難しいかもしれませんが・・・出来るだけ落ち着いてください。
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