こんにちはトラック運転手のハルです。
結構前の話になりますが、今日は元同僚の「ながら運転」による接触事故について書きます。
ながら運転の危険性
最近、車の運転中にスマホを操作・閲覧するという「ながら運転」が問題視されています。
バス運転手でも問題になっていますが、後ろに何十人ものお客様を乗せて命を預かっているのに、そういった行為をする神経がわかりませんが、現実にそういうドライバーがいるようです。
はっきり言ってプロドライバー失格ですよ!
分かり切った話ですがスマホに気をとられれば安全確認がおろそかになります。
実際に、トラックドライバーが運転中にポケモンGOで遊んでおり直前まで気づかずに人をひき殺すという痛ましい事故も起きています。
事故をした本人もその危険性を分かっていたはず!
過去の同僚ですが、その同僚もスマホでラインをしていて走行車線をはみ出し並走していたトラックに接触してしまいました。
双方のトラックには大きな傷が出来、その修理にはかなりの金額がかかってしまったのです。
ながら運転の危険性は事故を起こした本人も分かっていたはずですが・・・理由は怠慢や甘えと言うほかありません。
元同僚のその後
元同僚は当初、「勤務がきつくボーっとしていた」と話していました。
私は彼が誰よりも真面目に働いていたのを知っています。
会社の仕事量が多く仕事が中々回らない時など、頼まれれば仕事を断らない性格であった為、沢山の仕事を割り振られ、一日の勤務時間は毎日16時間~18時間くらいになっていました。
私はその仕事が流石にきついという事を本人から聞いており、会社に対し言い出せない本人の代わりに「彼、きついそうで見ているとボーっとしていることがある、このままだと危ないと思う」などとそれとなく伝え、なんとか仕事量を減らせないか話をしていました。
その矢先の事故でした、私は「ボーっとしていて、気づいた時にはぶつかっていました」とういう彼の言葉を信じ、会社に「今回は会社側からの仕事の割り振りがかなりきついものであった事が大きな原因でもあるはずです!なので『人身事故でなくて良かった、これからは会社と事故を起こした本人お互いに反省をし今回のような事をなくしていこう』という、おとがめなしの方向にしてもらえるよう交渉をし、なんとかそうなるように話はまとまりつつありました。
しかし、トラックには運転席を録画し続けるカメラがついていたのです。
その動画を確認した結果・・・彼はスマホの操作をしている・・・
彼にその件について聞くと「気が動転していて嘘をついてしまった」そうです・・・
一時は普段の頑張りから同情したのですが、今回の件はどんな言い訳をしようがプロドライバー失格です。
嘘が分かった時は怒りを覚えました。そして呆れました・・・
もちろん解雇です・・・
今回の件の原因それは、油断・気のゆるみ・甘えでしょう・・・
しかし普段の彼は非常にまじめで素直な性格でとても好きでした・・・
本人自身が辛いのも分かります・・・
それだけに非常に残念で悲しい結末となりやるせない思いをしました。
事故を起こしてからでは遅い
職業ドライバーをされていない方も事故の危険という部分では同じだと思いますので、もし普段「ながら運転」をしてしまっているようであればその危険性を今一度考えて頂きたいです。
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