こんにちは、トラックドライバーのハルです。
今日はお休みで朝はゆっくり起きてニュースを見ていました、豊田議員の話題で持ちきりです。
「このハゲーーー!!!違うだろーー!」凄い罵声です・・・
笑ってはいけないのでしょうが、つい笑ってしまいました。
そんな中、大型トレーラーの事故のニュースが流れていて運転手が亡くなるという悲しいニュースが流れていて私なりに思った事があるのでここに書きたいと思います。
ザックリと事故の概要
今回の事故は直線の道を走行していた大型トレーラーが中央分離帯のガードレールを突き破り反対車線で横転してしまいました。
幸い巻き込まれてケガや亡くなった方はいません。
トラック運転手が亡くなっても世間は・・・
名阪国道で起こった大型トレーラーによる事故により運転手は亡くなってしまいました・・・
トラック運転手である私は他人事とは思えません、過去に睡眠時間2時間という過酷な労働条件で働いていた経験があるからです。
当時は運転中に強烈な眠気を感じて恐怖を感じながら仕事していた記憶があります。
そのような状況で働いている人はいまだにいます。
体調が悪くても変わりがいなく簡単に休みたいと申し出る事も出来ずにフラフラになりながら仕事をする事もありました。
しかし、そのような状況の中で会社の為や自分の為だと一生懸命頑張っても事故を起こした時、世間からは「自業自得でしょ」って言われてしまいます。
他人を巻き込んでいた場合はなおさら世間からの批判は酷いです。
実際に今回の事故について「自業自得の自爆事故でしょ」と言うコメントがあり、それに賛同する意見も多数上がっていました・・・
確かに巻き込まれて亡くなった方がいた場合、そのような気持ちになるのは非常に良く分かります。
しかし残された家族はたまったものではないでしょう。
一生懸命働いてきたのに、世間からは「あんな酷い事故を起こして・・・」と言われているようなものですから・・・
残された家族を思うと・・・
過去にトラックの事故により巻き込まれて亡くなられた方には非常に悲しい気持ちを感じるとともにトラック運転手をしている身として非常に申し訳なく思います。
しかし、多くのトラック運転手が命懸けでハンドルを握り真剣に仕事をしている事を分かってほしいです。
トラックによる事故のニュースが流れると世間では、また運転手による無謀な運転のせいでしょ!という風潮になってしまう事が少なくありません。
そのうえ状況次第では世間からは批判の目で見られるような状況です。
残された家族も非常に悲しい気持ちになるでしょう・・・
私がもし大きな事故を起こし亡くなってしまった後、残された家族が世間から冷たい目線で見られたらと考えるとやりきれない思いになってしまいます。
運送業界以外の人の為にも
過酷な労働環境は悲しい事故を招く要因になってしまいます、トラック運転手の労働環境の改善はドライバーの為になるのはもちろん、一般の方を事故に巻き込まない為にも良い方向に向かうと思います。
なので出来れば、トラック運転手の待遇改善の為に協力して頂きたいです。
その為には世間の皆さんの理解が一番ではないかと思いますので、「トラック運転手は~~」という悪いイメージはそうではない事が多い事を理解してくれると嬉しいです。
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